映画の日「オデッセイ」
週一本は映画を観ようと決めたので、ついでにブログに書こうと思います。
オデッセイ SF 2015
監督:リドリー・スコット
主演:マット・デイモン
映画『オデッセイ』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
自分では気づいてなかったけど、僕は相当マット・デイモンが好きなのかも知れない。最初に彼の映画にハマったのはボーン・シリーズ。高知能だが変装の概念がないゴリラが、技術力と反応速度で必ずターゲットに辿り着く恐ろしい映画で、最高傑作は2作目のスプレマシーだと思ってるけど、それは別の機会で語りたい。
オデッセイの少し前に、このゴリラはインターステラーというSF映画の中で、氷の星で孤独に心を病んでやりたい放題した挙句、爆発四散という派手な経歴を持つのだが、今度は火星でひとりぼっち。なんたる不遇。しかし、ここは汚名返上したいところ。
本作は、化学と科学とディスコミュージックがあると、火星で何日生き延びられるか?をクールかつユーモラスに描いている。絶望的な状況に軽口を叩いて終始重い雰囲気にさせないセンス、ホントに向こうの人は素晴らしいと思う。映像もとにかく美しい。詳しい内容は本編を観て欲しい。
原題は火星の人だけど、なぜオデッセイなのかはこちらの記事で理解した。
映画「オデッセイ」の日本版タイトルは「火星の人」にするべきだったのか - エキレビ!(1/3)
なるほど、でも「THE MARTIAN」で良いよね。
そもそもSFというジャンルが日本人には馴染みないし、本作もバリバリの理系映画。カメラの通信のくだりとか一般人理解できるの?
確かにエンタメとして面白い場面はあるけど、最低限の知識があったほうが100倍は面白いはずなので、下手に媚びないで良いと思う。
この映画を観て得た教訓は、
「蓄えた知識は必ず役に立つ」という事と、
「計画を立てすぎて困る事はない」という事。
どちらもできていない僕はじわじわと自分の矮小さを思い知らされ、地球にいながら窒息しそうになった。
最後の痩せ細って髭の伸び切ったマット・デイモンは意外なほどに格好良かったです。でも髭剃ったらやっぱりゴリラだったね。おわり。