夜に焰え往く

ゲーム開発者ヤマトのブログです。主にゲーム開発系の記事を書いていくつもりです。

デジゲー博初参加について

ご無沙汰しております。ヤマトです。デジゲー博お疲れ様でした。

遊んで下さった方、面白いと言って下さった方には心から感謝を申し上げます。

 

ですが、今回はとても暗く長い内容となってしまうので、苦手な方は読まない事をお勧めします。

僕もこんなものは書きたくなかったんですが、あまりにも何も手につかないので、ここに心情を吐露する事で区切りをつけたいと思い、駄文をしたためようと思います。

 

 今回展示したゲームです。

ゲームの内容について語りたいですが、それは後日にさせて下さい。

 

4ヶ月、使える時間のほぼ全てを開発に充てました。謎の腹痛に怯えて検査するも原因がわからず、終わるまで放置する事にしました。まあ息抜きにCupHeadをコンプリートしたりもしましたが。

 

しかし予想よりタスクが多く、1週間前でも人に見せられるレベルにはなりませんでした。

結果、徹夜してなんとか体裁を整える有様でした。それでも基本的な説明が抜けていて、理解に苦しむ代物でした。

 

そもそも足を止めてくれる人も少ない。告知もブースの準備も足りなかったのだから当然です。説明のポップもチラシもない。遊んでみたらゲームも分かりづらい…途中から僕は誰も遊ばなくて良いから帰りたいと思っていました。周りでは『面白かったです。リリース待ってます』と何回も聞こえてきました。

 

辛かったのは顔見知りにスルーされる事でした。これは文句を言う事ではなく、見る立場なら当然なのですが、当日の僕にはそんな余裕はありませんでした。

 

それでも何人か顔見知りに遊びにきてもらえて嬉しかったです。でもそれはそれで、分かりづらいものを遊ばせて申し訳ないという気持ちが膨らみました。

 

当日は「あんまり上手く行かなかったな〜」なんて愚痴って済ませたんですが、時間が経ってTwitterでデジゲー博が楽しかったという話が流れてくるたびに死ぬほど辛くなりました。

 

4ヶ月掛けてゴミのようなビルドを作った事。それ以前に、長年ゲームに携わっておいてこんな結果しか出せない自分が情けなくてしょうがない。

 

それでも、自分のゲームを遊んで楽しいと言ってくれた人がいた事がわずかな希望でした。ゲームは少しの事で評価が変わる事も知っているので、腐らずに作り続けたいと思います。

 

ただ、少なくとも未完成時点でのイベント出展は二度としないと思います。